子供の歯

乳歯も大切ですよ



3つ児の魂100までと言われます。
3歳までに甘さを覚えさすと甘いものから逃げられなくなるように体が覚えこんでしまいます。

子供の胃は小さいのでスグにおなかを減らします。
間食や補水は必要ですが、甘いものはいけません。

キシリトールも過信しないことです。
虫歯を防ぐというよりは、甘さを過剰に覚えさせることになってしまい、甘さに対する感受性が鈍くなることが危険なのです。

ともかく3歳までは自分で充分に歯磨きできるはずもありませんし、親が無理やり仕上げ磨きを丁寧にすればするほど、子供はトラウマになって歯ブラシ嫌いになります。

少々歯を磨かなくても食べ物に注意して虫歯にならない環境に留意してあげるのが現実的な対応ではないでしょうか。

磨くよりは歯ブラシを口の中に入れて慣れさせることが重要です。
子供の歯は隙間が広く開いているので、フロスで掃除してあげるのもいいでしょう。

半年に1回くらいは歯科医院に行ってフッ素を塗ってもらうことが予防法としては一番重要です。



特に、はえたての永久歯は保護膜が十分でなく虫歯になりやすいのでこの時期のフッ素塗布は特に重要です。

虫歯になりやすいと言うことは、逆にフッ素も歯にしみこみやすいと言うことでもあるのです。
この時期の効果はとても高いのです。

塗布用のフッ素はサホライドといい、虫歯部分のタンパク質を固めることによって、虫歯の進行を抑えるものです。

塗ったところに虫歯部分があると、黒く変色してしまうため、生えかわる乳歯にのみ使用します。

黒く変色した部分は、削る以外にとれません。



気になるようであれば、虫歯部分を除去し、白い樹脂を詰めれば目立たなくなります。

ところでフッ素を0.5ppm以上含む飲料水を飲み続けるのは危険です。
斑状歯になる危険の他に、歯の萌出を遅らせる可能性も高いのです。

ドイツでは,1953年から続けていた唯一のカツセル市のフッ素化実験を1971年に中止し,飲料フッ素の問題に,はっきりと決着をつけました。

そしてこの動きはオランダやベルギーなど西ヨーロッパ各国に大きな影響を与え,特にオランダでは,フッ素化の中止を求める市民の訴訟が最高裁で勝訴し,15カ所にも達していたフッ素化地区が全部廃止されました。

そればかりか,憲法で水道にフッ素を添加することを非合法とさえしたほどです。

更に最新の研究では遺伝子障害や、発がん性の報告もあります。

一過性で全身に対する影響の少ない塗布にとどめるのが賢明です。
薬物はみだりに飲まないのが鉄則でしょう。

乳歯は生え変わるからどうでもよいと言うことではなく、永久歯の歯並びにも大きく影響します。

ストレスがあれば大人と同じように食いしばりや、歯軋りもあります。

大切に見守ってあげてください。

 


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