歯の色が悪いので美しくしたいというのは簡単です。しかし噛みあわせが悪いので同時に治したいと言うのであれば、時間と費用の要素が入ってきます。時には矯正ということもあるでしょう。

理想的な歯の形と噛み合せは、唇や顎の筋肉の運動と調和を取ることが大切です。現実には審美のために機能性を犠牲にしなければならない時もあるでしょう。

自分の希望の優先順位とそこから生じるメリットとデメリットを、歯を削る前に充分に検討しておくべきです。

あとで変色してくる歯もあれば、変色しない歯もあります。審美的希望、治療期間、費用などは最低限押さえておく必要があります。

(1)歯の形をきれいにしたいとき

前歯の一部が欠けたり、色が変色していたり、歯がねじれてはえていたり、スキッ歯になっていたらセラミック治療が最適です。

セラミック治療は元の歯の形を正常な色と、形にするために、元の歯をけずって、その上にセラミック（陶製）で出来た冠（クラウン）をかぶせて治療します。処置後は見違えるように気になる歯色も形も美しくなります。

セラミック治療は前歯の1本だけを治療しても、周囲の歯と違和感のない色と形に仕上げることが出来ます。

セラミックは透明感のある素材のため、周囲の色とよくなじんで、違和感のない仕上がりになります。

治療中も仮歯を入れることのできることもありますので、恥ずかしい期間は少なくできます。

（2）前の歯並びを早く直したい場合

状況にもよりますが、たいていの場合、元の歯を削ったり、芯を入れて、歯並びの方向を変えたりして、その上にセラミックの歯をかぶせることによって、自然な歯並びと、色合いを獲得することが可能です。



その他、医師と充分お話し合いなさって、納得して治療をお受けください。

求められれば、いつでも最善の方法をプレゼンテーションします。お気軽に御相談ください。